私たちの住む郷土村山市の西方に聳える葉山、雄大なその姿は自然と共に古くから、山岳宗教、修験道の霊場地として信仰を集め生活と深く結びついてきた。
ひときわ高く聳え立つ葉山嶺について
①2市1村にまたがり、標高1462mの高山
②植物相の群落で覆われ、四季の変化に富む名山
③8本の河川が流れ山麓の平地を潤し最上川に流れ込む
葉山は50万年以前に噴火により造山され、馬蹄形をした外輪山を呈している。
特色ある植物として、トガクシショウマ・雪つばき・百万ドルのどうたんなどがあげられる。
今から1300年程前、役(えん)の行者によって開山。
寺も建立され日本一の霊場地と崇められたと伝えられる。
今は面影もないが大円院・薬師堂・行者堂・山王宮・鐘つき堂等の遺跡あとがしのばれ、近くの畑部落集落にも一部残されている。
葉山大円院は農業の神様として信者を集め長い歴史をもつ。しかし、現在は若者の憩いの山、レクレーションの場として姿を変えつつある。

時間20分
制作者北村山視聴覚教育センター
制作年2009年
教材番号400078
視聴対象者中学生・一般・成人・社会教育指導者